医師をめざしたきっかけや仕事のやりがいについて教えてください。

医師という仕事は、自分の手で人助けができ、誰かの役に立てる仕事だと思ったからです。なにかを自分の手で作り上げることが好きなので、調理師にもあこがれがありました。少し話は異なりますが、学生のころはプラモデルにはまり、最近では鉄道模型を作っているんですよ。

医師になると決めてからも、整形外科と産婦人科とで迷った時期がありました。でも、命の誕生と病気の治療の両方に関われることに惹かれて産婦人科を選び、今に至ります。

出産にしても月経や更年期にまつわる諸症状にしても、女性の悩みはデリケートなものですので、病気を診るだけではなく心のケアにも心を配っています。医師としてやりがいを感じるのは、少しでも患者さまの不安を減らせたときです。来院したときと異なる明るい表情でお帰りいただければ、やはりうれしいですね。

診療の際に心がけていることを教えてください。

若い方でも中高年の方でも、女性の悩みは繊細で、話しにくいことが多いものです。そのため、患者さまの気持ちを考えて会話をし、気持ちを和らげられるように努めています。また、少しでも患者さまの癒しになればと思い、花壇は定期的に手入れをしており、いつもきれいな花を咲かせるようにしています。

当クリニックではお産はおこなっておりませんが、妊婦健診や女性健診、更年期障害、思春期相談など、どんな年齢層の女性の病気も幅広くサポートできるクリニックをめざしています。今後も引き続き、女性の健康のためのお手伝いをさせていただければと思います。

最後に、患者さんへのメッセージをお願いいたします。

当クリニックでは、更年期障害治療、日帰り手術、性感染症の診療、女性健診、産科診療、思春期相談など、幅広い診療をおこなっています。こういった女性特有のお悩みは友人にも家族にも相談しにくい人が多いと思います。病気を治療することはもちろん、対話を重視した診療で少しでも患者さまの気持ちを軽くできるよう、スタッフ一同心を込めて応対いたします。

気になることがございましたら、小さなことでもひとりで抱え込まず、どうぞお気軽にご相談ください。